法華経の「衣裏繫珠」(えりけいじゅ)、あなたは知らない間に宝をもらっている

法華経の経典の中にこんな話があります。

仲のいい飲み友達が、あまりにびんぽう暮らしでかわいそなので、大金持ちであったその友達は、気を使われるのもいやで、こっそり酔っ払って寝ている間にみすぼらしい服の襟に一緒くらせるほどの価値のある宝石を縫い付けました。これで彼ももう少し暮らしが楽になるだろうと思っていたのですが、今度顔を合わせたときも相変わらず貧乏ぐらしでした。そこで、お前には一緒遊んで暮らせるほどの宝石を襟に仕込んでおいたのに一体どう言うことだと問い詰めました。男は相変わらず、いつもの着物でそんなことはつゆ知らず、粗末な生活を送っていました。この話を聞いて初めて自分の襟にすごい宝石があったことに気づくことになります。

この男のように、皆さんは知らない間に宝物をもらっていませんか?ただその価値に気付いていないだけではないですか?

相続で引き継いだ、両親の家、何度も不動産業者に売却の依頼をしたかもしれません、また賃貸で貸せないかも何度も相談したかもしれません。でもうまく行かずに放置したままのお荷物と思ってしまってませんか?

放置してしまうと、固定資産税や維持費(草むしり等)が、かかり余計な支出が毎年発生していませんか?こうなると、放置は収入がゼロと言うだけでなくマイナスであり、ビジネスで言えばチャンスロスとなっています。

そこでもう一度、このブログの内容を読んでいただき、少なくともどのような手の打ち方があか、もっと視点を変えて活用する方法を見つけられる場合のたくさんあります。

もう一度、何度も言っていますが、空き家があれば四つの視点、「売却、賃貸、住む、使う」を再度見直して見ませんか?売却は難しかった物件でも、隣の方が家族を呼び寄せる為に借りてくれるかもしれません。また昨今のビジネス環境では、都会でなく郊外でテレワークで仕事する機会も増えました。では家族で住み替えることも視野に入るのでは、また、起業や開業の場所、事務所・店舗・倉庫等として使えるかもしれません。

ただ売れない、貸せないから、どうしようもない物件だと決めつけるのはまだ早くないですか?面倒だと思わず丁寧に視点を変えるとこの放置空き家が富を生み出してくれるかもしれません。

皆さんは宝物を持ったまま、気づかずに宝の持ち腐れにしています、もっともっといろいろな手の打ち方があります。このブログをヒントに皆さんも、もう少しお宝を磨いて見てはどうですか?

例えば、売買が得意な不動産業者も、賃貸に関しては全くわかっていないこともよくあります。一件の不動産業者が不動産全般の相談にのれるような時代ではありません。それぞれの分野に特化しているので、物件を横断的に判断できる人は少ないです。所有者側がそれぞれの視点に合わせて、分野別(売る、貸す、住む、利用する)に依頼するところが違うんだと心がけて動いて見てください。

あなたの「空き家」をお宝にするには、あなたがコーディネートするしかありません。

コメント