空き家に悩んでいる人に考え方を教えます!

空き家をどうしようか?悩んでいる方は、急いで判断する必要があります。今の日本では毎年何千何万戸という空き家が増えてきています。このような状況ですから空き家問題を解決するのを後回しにすればするほど解決が難しくなって行きます。

人が住まなくなって間もない期間は、売るにしても貸すにしてもそれほど手間がかかりませんが、期間が長引くと、人の住まない住宅はどんどん荒廃して手に負えなくなります。

私は「空き家を買って、不動産投資で儲ける!」を出版した頃から、どうやら空き家問題の専門家として見られるようになり、いろいろな方々から相談を受けるようになりました。

質問を大別すると「私の両親の家をどうしたらいいですか?その取っ掛かりがわからない」「売却したいのだが、どのようにしたらいいのか?」「相続で引き継いだ家を貸せないか?」「私たちの住む家にした方がいいのか?」等々いろいろな質問やご相談を頂くことになりました。

そこで、このような質問を整理すると、空き家を解決するのに、四つの局面があることがわかりました。「売る、貸す、住む、使う」です。

しかしこれを同時に考えると解決が付きにくくなり、悩むだけで初期段階でつまずいておられる方が多いです。

まず、自分としては、この四つの局面のどれを優先するか?優先順位を決めなければなりません。皆さんはそれができないから困っている!と言われるので、とりあえず、令和5年12月31日(今後も期限が延長される可能性はあります)までは、先日もお話しした、「相続によって取得した居住用の空き家を譲渡した場合の特別控除の特例」を使えるので譲渡税をほぼ支払わずに処分でき、手元資金にできますので、まず売却から考えるといいと思います。これが一番、お金が手元に残りやすく、その資金で新たに投資などに使われればいいと思います。

この期間は、特例が活用できる物件(昭和56年5月31日以前に建築された住宅)は、まず売却から考えていく。

その次の段階で、他の局面 貸す、住む、使いを考えるといいと思います。空き家はあまりに漠然とした状態なので、皆さんも頭の中であらゆる事を想定してしまい。余計に考えがまとまらなくなっています。

まず、売却しようと考えた瞬間から、その次その次と手の打ち方の順番が決まってくるはずです、是非頭の整理に使ってください。

あとはそれぞれの局面に合わせて、皆さんがいかにお金を産んで行くかを考えることになります。それらの局面ごとに、私は皆さんが空き家をお金のなる木に成長させる方法をお話しします。

 

 

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