この空き家が売れるかどうかは、不動産の売買取引数で推測できます。簡単に言えばそのエリアでの売買事例がたくさんある所はそれなりに売却可能性があるということです。もちろん無茶な価格設定や売買条件をつけていなければということにはなりますが。
不動産売買の需要を知るには、次のサイトを使います。国土交通省「不動産取引価格情報検索」を利用します。皆さんも試しに、自分の家や物件の住所がわかるだけで調べることができますので、試しに使ってやってみてください。
例えばこのサイトでは過去2年の不動産取引を調べることができます、取引時期は(過去2年間を含む)を選択してください。また『種類を選ぶ』の項目では「宅地」を選択します。
『3地域を選ぶ』では、例えば群馬県 渋川市と入れるとそれぞれに取引件数が()内に表紙されます。
ここですでに不動産取引の市場の状態がわかります。これは私の経験則ですが、市区町村単位で三桁以上の不動産取引事例が出てくる所は不動産の売買市場はあると判断します。
しかし同じ群馬でも高山村では5件しか出てきません。
このように見ると、過去2年間で三桁以上の取引事例がない所は、私が不動産業者の経営者なら不動産売買のビジネスでは成り立たないエリアと考え出店しないでしょう。このように一定レベルの取引事例がないと売買市場の需要は低く売却可能性は低いと考えられます。
少なくともこの取引件数(過去2年分)は、このサイトで1分もあれば検索できます。「不動産取引価格情報検索」から細かい数字を拾わなくても売買可能なエリアかどうかは、概ね判断できることになります。
いろいろな不動産売買のポータルサイト(スーモやホームズ)などを細かく調べなくても市場性があるかどうかはこれで十分です。このようなポータルサイトはより具体的に物件相場を知るときに使います。
ポイントは、市区町村で過去2年で最低三桁を超える取引情報があるエリアは売却可能性がありです。皆さん物件のご判断にもご利用ください。
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